シャコバサボテンの土と肥料はなにがいいの?

 

シャコバサボテンは着生植物に分類され、岩や木に根を張って育つ植物です。ですから根はつねに空気中にさらされていると言っていいでしょう。そんな植物を栽培するのですから、水はけと通気性のいい用土を用意すべきです。

 

病害虫などよりも根腐れや根詰まりによって枯れることが多いことを考えても、土選びがシャコバサボテン栽培の基礎となるのは疑う余地がありません。植物の根は呼吸をしています。だから土の中に酸素がある状態をつくらなければならないのです。

 

簡単な用土の作り方は、
1:基本用土の赤玉土中粒と鹿沼土中粒、腐葉土を用意します。
2:それぞれの土を1対1対1の割合で、等量配合して用土をつくります。
3:2でできた等量配合用土は、栽培する地域の気候、また栽培者の好みによって用土の配合割合を変えたり、あるいはほかの用土を混合していく方法もあります。

 

つぎに肥料についてですが、施肥は成長期の4月から行い、肥料効果をもたらすのは7月中旬ごろまでとします。理由は、8月になると高温期になりシャコバサボテンの生育不適期のため、この時期に施肥すると肥料が効きすぎて根腐れの原因になってしまうからです。エードボールなどの置き肥は4月、6月にほどこしたら、夏を越させましょう。